ぎをん齋藤
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田中創造

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京都・祇園の老舗呉服店『ぎをん齋藤』で、営業・制作に携わっております。古典に学び現代に活きる、オリジナルきもの・帯の創作舞台裏をお届けします。
~お問合せ~
ぎをん齋藤 田中 創造(たなか そうぞう)
☎ 075-561-1207 または 090-8880-1894(直通)
✉ gionsaito-tanaka@outlook.com

細見美術館 展覧会

気がつけば6月も半ばを過ぎ、7月の姿がおぼろげに見えて来たような気がします…

今年の7月は何と言っても祇園祭!山鉾巡行が3年ぶりに復活します。

更にぎをん齋藤「夏の特別展」!弊店のものづくりも復活しております。最前線をぜひご覧下さい。

そしてそして、岡崎は細見美術館さんにて、ぎをん齋藤のものづくりに焦点を当てた展覧会が開催されます!

5年ほど前に、先代の蒐集した「古裂」のコレクションを展示した「布の道標」展は、ご記憶の方もいらっしゃると思います。
昨年は三重県津市の石水博物館さんでも同様の展覧会にて取り上げていただきました。

今回は、ぎをん齋藤だけではなく、同じ新門前通りにお店を構えてらっしゃる、草木染の「染司よしおか」さんとタイアップの形での展覧会となります。

もちろんコレクションの古裂も数多く展示されるのですが、本展の大きな特徴は、古い時代の遺物と、それらにインスパイアされた現代の制作物(ぎをん齋藤で言うと勿論きものや帯も含まれます)が、併存して展示されている点です。

 

両店の先代…齊藤貞一郎と吉岡幸雄には、それぞれ古い時代の布帛を熱心に研究し、古裂を通して古代の先人たちと対話するかのように、自身の理想とする染織品を創作し続けて来た、という共通点があります。

生没年もちょうど二年違いで、まさに同じ時代を生き、日本の染織史に確かな足跡を残した二人にスポットライトを当てた展覧会になります。

 

細見美術館と言えば、琳派のコレクションも有名ですが古美術を中心とした展示を得意とされている館です。それが、つい最近まで現役で制作活動を続けていた「現代の人物」を取り上げるということで、何やらドキュメンタリー映画を見るような一味違った展覧会になるのではないか…と関係者としても一ファンとしても楽しみにしております。

古裂や染織に興味のある方はもちろん、そうでない方にも初見で楽しんでいただけるだけの、インパクトある内容になっていると思います…いえ、必ずそうなります!(笑)

 

ぜひぜひ、お立ち寄り下さいませ~♪
細見美術館WEBサイトはコチラ

和菓子の日

突然ですが「和菓子の日」というのをご存知でしょうか?

私は数年前まで知らなかったのですが、毎年6月16日は「和菓子の日」である、と全国和菓子協会によって定められているそうです。

そもそも事の始まりは…『西暦848年(承和15年・嘉祥元年)の夏、仁明天皇が御神託に基づいて、6月16日に16の数にちなんだ菓子、餅などを神前に供えて、疫病を除け健康招福を祈誓し、「嘉祥」と改元したという古例にちなみます。(全国和菓子協会WEBサイトより抜粋)』との事で、随分昔にその起源を遡ります。

また、解説を読み込んでいくと、その後、室町~桃山~江戸時代と、中世~近世に渡り様々に形を変えながらも「嘉祥の祝菓子」を食べて健康招福を願う風習が、長く受け継がれて来たそうなんです。

(詳しくは、ぜひ全国和菓子協会のWEBサイトをご覧下さい)

 

私がこの「和菓子の日」を知る事が出来たのは、和菓子がお好きなあるお客様から教えていただいたお陰なのですが、毎年何だかんだ言いながらタイミングを逸してしまい、実際に「和菓子の日」を体感する事が出来ずにおりましたのです。。
(Y様、せっかく教えていただきましたのに、教え甲斐の無い奴で本当にすみませんでした…!!)

そこで…昨日は私、田中もついに!嘉祥菓子を賞味する機会を実現したのです!!

色々なお店が「和菓子の日」限定のお菓子を販売されておりますが…
五黄の寅年生まれ、年男の田中です。皆様ご存知の虎のお店に行って参りました♪

嘉祥のお菓子のラインナップも色々あるのですが、スタンダード?に7種詰め合わせというのをいただきました。
綺麗な包装は定番のことながら、特別に「厄除招福」のお札も封入されています。

ちなみにこちらは事前の予約が可能でしたが、「和菓子の日」に因んだ嘉祥菓子は、一年の間で食すことが出来るのが何とこの6月16日のみ!という究極の期間限定商品として販売されているお店も多いようです。

気になる内容はコチラ!!

様々に工夫を凝らした、風味も触感も異なる7つのお菓子が、特製のかわらけに載った状態で箱に収められています。

食レポは苦手なので、味は皆様のご想像にお任せしますが、美味しかったです。和菓子は好きなんですが、あまり自分で買って食べることがないので、こうしてたまの機会に、特別感とともにいただく和菓子は小さな幸せを感じさせてくれますね(^^)

そんなこんなで、ようやっと「和菓子の日」デビューを済ませた田中でございました♪

 

ちなみにY様!ご注文の道行もようやっと完成に近づいております!お菓子を食べてばっかりいる訳ではございませんので、どうぞご安心下さいませ~m(_ _)m笑

 

京都 夏の特別展

衣更えの季節となりました。

先日の薪能でも、お着物をお召しになった方をチラホラ見かけましたが、お単衣はやはり見た目にも軽やかで涼し気ですね。ここから更に薄物の素材になって透け感が出て来ると、より夏を感じるのだと思います。「見て涼し」。

 

…それはそうと、真昼間から新門前通りにピアソラのリベルタンゴが流れているのはどういう訳でしょうか…(*_*; それも生演奏っぽい音で、車やお店のオーディオという訳でもなさそうです…。

窓の外を窺うと、どうやらお向かいのホテルでアコーディオンのコンサートをしているようです。経営母体が変わってリブランドオープンしたというお知らせは聞きましたが、関連のイベントなんでしょうか…延々1時間半以上は演奏してるけど、そのお知らせは聞いてないぞ…(-“”- ;;)

田中のように生演奏に耳を取られるタイプの人間からすると、完全な営業妨害です(笑)
仕方ないのでブログを書くことにしました。

ラテンの気分に頭を侵蝕されながら商品棚を覗くと、目に入ったのは「摺箔」の染帯でした♪

弊社WEBサイトの「お知らせ」ページにも既に告知しております通り、7月12日(火)~26日(火)のなんと合計15日間、京都の店の設えを整えて奥の間に新作商品を陳列する「夏の特別展」を行う運びとなりました。

定番の「御所解」や上のような「摺箔」に加え「古裂切付」といった、ぎをん齋藤を代表する名古屋帯を中心に新作を多数ご用意致します。

 

今年は祇園祭の山鉾巡行が、先祭り後祭りともに3年ぶりに復活し、久しぶりに「夏が来た!」という雰囲気が京都に流れていますので、弊店も全国の皆様に遊びに来ていただけるような企画を…と思い至った訳でございます。

加えて、7月2日~8月28日まで、岡崎の細見美術館さんにて、先代・齊藤貞一郎の蒐集した古裂コレクションおよびそこから導かれた着物や帯、屏風などの制作物を展観する企画展が開催されますので、ぜひ併せてお立ち寄りいただければと存じます。
企画展は、同じ新門前通りの「染めのよしおか」故・吉岡幸雄さんとのコラボ展になりますので、染織好きな方には垂涎ものの展覧会になること疑いありません♪

詳細は細見美術館さんのWEBサイトをご参照ください。

 

また、これはあまりおめでたい話ではありませんが、弊店の店舗内外を大規模に改修する工事を、今夏8月に行うことが決まりました。

ぎをん齋藤の店舗は、齊藤家の先祖が移り住んで来るよりも前に建てられており、築二百年以上にはなると言われています。店の外観は京都市の「歴史的意匠屋外広告物」にも指定されており、文化遺産と同じようなもので今後も「相変らず」のまま維持し続けることが求められておりますが、基礎部分や各種配線・配管、また内装などは必要と実情に応じて補修や改装を行わなければなりません。

定期的に必要になる大規模工事ですが、古い建物を「使いながら守り続けていく」というのは京都中で実践されていることであり、弊店も使い勝手のよいビルに鞍替えするつもりは毛頭ございません。

ただ、そのために8月1日より21日の間、長期の臨時休業をさせていただくことも決まりました。皆様には大変なご不便・ご迷惑をおかけしますが、出張販売やご納品などは対応させていただきますので、御用の場合はなるべく6月、7月の間に、お近くの営業マンまたは弊店までご連絡・ご相談くださいませ。

勝手を申しますが、何卒ご理解ご容赦賜りますようお願い申し上げますm(__)m

 

…さて、まだアコーディオンコンサート終わりません。いつまでやるんですか…( ;∀;)

ラテンの空気に侵されながら、夏の染め出し、かけていきま~す!情熱的な色目の新作が見つかったら、それは田中の配色かも知れません…(笑)

 

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ぎをん齋藤 田中 創造(たなか そうぞう)
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