最高級の白生地<span style='font-size:60%'> ~良い桑の木と良い蚕について~</span>
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最高級の白生地 ~良い桑の木と良い蚕について~

「良い桑を育てなければいい蚕は育たない」と職人Sさんは仰いました。
「中国産の繭は桑の木が大変立派で蚕も立派に育ち良い糸をひける。エルメスで使われているブラジル産の繭は、桑と蚕が その大らかな国民性によって育てられている為か大らかな糸がひける。」などSさんは蚕の育った環境の重要性を語って下さいました。

Sさんも繭の仕入れに苦労した経験があるそうです。昔は徳島県に良い桑を育てる方がいて、その方から繭を卸して貰っていました。その方は土壌から桑を育てており、土を口に含んで土壌の状態を把握していたそうです。
その方は最後までSさんに繭を提供したいと言って下さったそうですが、後継者がおらずSさんは新しい仕入れ先を探しました。しかし先の繭に匹敵するものは見つけられなかったそうです。
Sさんはシミジミと「あの繭はもう二度とお目に掛かれない最高の繭だ」と語って下さいました。

現在はしなやかで美しい糸になる「ぐんま細」
Sさん自身との相性の良い「世紀21」と言う品種を使っているとのことです。
今でも「今年はぐんま細が販売されなかった」など頭を悩ます事が多々あるそうですが、いつも最上級の白生地を卸して下さるのは流石職人と言えるのではないでしょうか。

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