2019年8月16日五山送り火
お盆
以前なら帰省や観光で大勢の人が京都に集まってくるのですが、
今年はいつもより【静寂】なお盆を迎えています。
お盆は年に一度、ご先祖様が浄土からこの世へと戻ってこられる時、
そのため仏壇を掃除し、お経をあげて頂いて、お菓子やお供え物を用意して
お迎えの支度をします。
そして16日にはご先祖様が浄土にお帰りになるため五山の送り火が行われ、
平安無事を祈って日常に戻るのがいつものお盆でした。
さて今年はどうなるのでしょう。
コロナ禍で送り火がないとか、燈す火を少なくするとか、、、、?
京都五山送り火連合会のお知らせには、令和2年度の京都五山送り火は
規模を大幅に縮小して行います、と掲示されていました。
どうやらいつも道理にはいかないようです。
そんなことは梅雨知らず、ご先祖様は無事に浄土へお帰りになられるのだろうか、、、
などと、コロナに加え要らぬ心配も頭をよぎります。
ともあれ、毎年のように弊店(我が家)のお仏壇は花やお供え物で準備万端、
ご先祖様をお迎えするため毎日お線香もたいて仏壇に手を合わせています。
思いもよらぬ、いろいろな方面へ悪影響を及ぼす新型コロナウイルス感染症ですが、
このコロナに負けないよう皆様と共に戦い、そして平穏な日常、ふつうの幸せが
戻ってくることを心から願っています。