図案

DESIGN

QUALITY

図案で、きもののデザインや種類、季節や用途を考慮した上で絵柄や配置を決めた後、完成イメージをきものと実寸大の大きさの紙に下書きをしていきます。その下書きを墨で本描きするこれらの工程を「草稿」を描くといいます。

草稿の上に反物をきものの形に裁断し仮縫いをした状態の仮絵羽 (かりえば)を重ね、水に接すると消える特殊な染料で「下絵」を描きます。この下絵は人間で言うところの“骨格”にあたり、その後友禅や刺繍を施した時に美しく完璧なものに仕上げる為の最も重要な基礎工程といえます。

職人にはきものを熟知し、自然の美しさや古典の美を理解し、それを筆で表現する絵心と技量が必要とされます。また、仮絵羽に直接描いていく作業は技術的に難しく、仕事として成り立つまでには何年も修練を積み、運筆の感覚を経験から学ばなければいけません。

小売店でありながらきものの自家製仕上げにこだわるぎをん齋藤では、社内にも図案担当の職人を抱え、日々独自のデザインを生み出し続けております。

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