ぎをん齋藤
ぎをん齋藤

女将思い出語り

朋 遠方より来る

10月に入り、行動移動制限が緩和されて、京都の中もいきなり市井混雑状態となりました。経済的には大変結構な事で、観光主体の京都は、潤いを期待したいところです。

先日、主人の一周忌を料理屋さんで無事に営むことができましたが、実の所は、緩和の期待をして良いものか、心配でした。しかし、おかげさまで宴席を持つことが可能となり、ホッと一安心です。

当日は、故人の人徳か、全国から25名の学友、幼なじみの面々がお集まり頂き、50年ぶりの邂逅に対し、正に「朋 遠方より来る」の如く、懐かしい青春時代に還った時空でした。思えば、其々の人生の中で、紆余曲折、また、風雪も有ったろうと思いますが、そんな時に、我が事と受け止め、共に喜び、共に涙した絆が今日まで続いたからでしょう。

生涯の友人は、宝物ですし、主人からこの宝物を受け継いだ私は、幸福者です!

 

「友、遠方より来たる有り、また楽しからずや」