日記帳

女将の思い出

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  • 2024.05.27
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ブログ ひとまず お休みでございます♪

コロナ禍で、心身共に不安定な時期から始めた「思い出語り」のブログも、私の人生を振り返る絶好な手段となり、とても有難い事でした。近々 当店のHPも、新しく生まれ変わり 更に楽しく皆さまへ発信する事と存じます。この機会に私のブログも、ひとまず お休みさせて頂きます。皆様のご連読を心から感謝申し上げます…
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  • 2024.05.13
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SDGsを目指して

常々 心を痛めていながらも 行動出来なかった事は、製造過程で生じる廃棄される繊維や、糸の残布 残糸でした、、其れ等を、何とか再生出来ないかと思ってた所に 先週 朗報があり、早速尋ねて参りました。 それは、京都大山崎にある障害者支援センターで、そこで集う人々は、経済的に自立する事を目指し、手作り…
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  • 2024.04.08
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5月の謳い発表会

連休明けに、今年もI年に一度の謳い発表会があります。一緒にお稽古されてる方々は、其れに、その日までに、稽古の集中に日々 精進されてます。 私の演目は、2度目となりますが、10年ほど以前に発表した、「百萬」をする事になりました。 前回と大きく変わるのは、ワキ(能の主役を「シテ」、その相手役を「ワキ…
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  • 2024.02.19
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「至福のとき」

今の私の「至福のとき」は何事も無く無事に 1日を終えてベッドにはいり、2時間程 本を読み耽る時間です。 読む本のジャンルは広く 日本の時代物 哲学 政治 独裁者物や、中国物(特に女帝物)などが好きです。 その中でも、数学的に解釈する松本清張の話、自然描写に引き込まれる藤沢周平、人の心の本音を抉り…
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  • 2024.01.16
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久々の新春の文楽鑑賞

介護に続き看護などと、もう、かれこれ10年は過ってしまうと思うけど、身軽になった事を幸いに久しぶりに、大阪国立文楽劇場に友人と、拝見に行きました。 文楽もコロナ禍を乗り越えて、運営困難な時期もあっただろうけど、 劇場内は、相変わらずのお囃子に乗って、我々観客を、出迎えてくれた事は、誠に新春らしい…
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  • 2023.11.04
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正倉院柄 袋帯

暖かい11月で、外出するには有難い連休となりました。 奈良国立博物館では、今年も正倉院展が始まり 大勢の方々が、楽しみに朝早くからいらしてます、 この正倉院展が始まると亡夫を思い出すのですが、長い日本史なかで、特に正倉院文様には、特別な敬意を持って着物や帯の製作をしておりました、忠実に、柄の色、…
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  • 2023.10.04
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パリ能公演大盛況

ラグビーワールドカップで湧くパリで9月23日より26日まで、能と狂言の公演がありました、絶好の機会なので片道14時間の飛行ですが、頑張って私もパリに伺いました。 当初 日本の伝統芸能が、どのくらいフランス人に理解して貰えるか、疑問だったのですが、93歳のご高齢になられた、野村 萬師の狂言には、声を出…
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  • 2023.09.04
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「老いること」が気楽になりました

今年の暑さの中、クーラーの効いた部屋で、久々に、養老孟司先生の著書「老い方、死に方」を手に取りました。先生の御本は、いつも、私には難しくて、理解するのに、少ない私の脳みそを、フル回転させるのですが、今回の本は、一言一句、「ふん、ふん!」と、納得の連続で、それは、私自身が、老後を意識する年齢だからだと…
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  • 2023.07.06
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九月パリ能公演実行に向けて

観世流シテ方 故浅見真州氏のご遺志を継いで、九月フランスパリにて能公演が企画され、実行に向けて今月3日から、日経新聞社が、主軸となり、資金集めの手段として 京都観世流と金剛流がクラウドファンディングを起案されました。 伝統芸能継承の為には、広く活動の場を持ち、周囲の理解と支援が必要で、その一環とし…
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  • 2023.05.31
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やっと完成!長絹袋帯

コロナ禍が、3年余り続き、仕事も急ブレーキをかけられたように、急停止を余儀なくされて、未経験の時間の流れを一日一日と過ごしている間に 「あっそうだ、この間に 新しい着物や帯を創ろう!」と思いたち、私自身が欲しかった夏帯で 長絹組織の織物で出来た夏袋帯に取り組みました。 私は能舞台で拝見する長絹の狩衣…
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  • 2023.04.26
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自身にも問う

真夏日のような陽ざしに既に散った桜木の隣りで新緑した柳の葉がゆらゆらと春風にながれています。 この4月に私は、人生初の全身麻酔にて年齢相応の腰脊椎狭窄症の診断で手術を受けました。担当医の先生より、現代の数々多い治療法を伺いましたが、私が、先生に「ご自身が、同じ症状なら、どうされますか?」と質問した…
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  • 2023.04.03
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景気動向指数が上がると、、

今年も桜が4月を待たずに散り始めて、春の過ぎ去る速さに気持ちが急かされる思いですが、京都の街中は移動制限がなくなり、観光客と花見客で3年振りの賑わいです。 その様子を見ていると、だんだんと、人、物、お金の動きが活発になり、以前の好景気を取り戻すのかなぁ、、と期待感が湧いてきます。 近年数十年は不…
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  • 2023.02.21
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南蛮絵

16世紀初頭、ポルトガル船が日本に漂着して後、種子島より鉄砲伝来等は、私達が散々勉学してきた事ですが、それはさておき、最近、私は神坂雪佳の絵に続き、この南蛮絵に非常に興味が湧き、16世紀までの日本風土に無かった異国の感覚が、当時の日本人を大きく刺激したであろう痕跡が、私の手元の資料本に残されています…
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  • 2023.01.25
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神坂雪佳が大好き!

京都へ嫁いで、齋藤の家の中に昔から有る数々の古書や、明治からの着物下絵等を、眺めていると、筆の使い方や、墨の濃淡による感情や、空気感を自由自在に表現して、その時代の、のんびりとした時間の流れによる天下泰平の穏やかさを、感じます。この情景を、何とか帯に染め表現できないものか、、、と昨年より挑戦していま…
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  • 2023.01.05
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人生の一コマ

新年、三が日が過ぎて、いよいよ5日から仕事始めとなります。この正月もスキー場で年齢相応の体力と気力をもって、猛吹雪中、充分に楽しめた幸せに、改めて感謝してます。 毎年の事ですが、私は、年頭に自身の年齢を考えて、やり残した事柄を消去法で、優先順位をつけ、手帳にメモ書きして、一年がはじまります。こ…
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  • 2022.11.11
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生まれ変わる古裂

先代が半世紀かけて蒐集してきた室町時代から江戸時代初期の古裂が着物や帯の図柄となり、切り付ける事により、長い歴史の中で埋もれていた状態から、現代の女性たちを、喜ばせ、心を豊かにする存在に生まれ変わることは、まさに現代のSDGsを遥かに大きく超えた再生だと思います。 古裂を手にして、その古裂の生きた…