はじめにタイトルとは異なりますが、先日までぎをん齋藤にて開催しておりました「第七十四回京都秋の陳列会」にお越しいただき誠にありがとうございました。みなさま、お楽しみいただけましたでしょうか?
齋藤織物でも展示会に向けて新作の帯や小物をご用意いたしましたが、たくさんの方にご覧いただけたこと心嬉しく思います。
では本題に戻りますが、前回ひと通りのパーツ交換や固定の作業は終えました。
ここからが織手が行う大事な作業、織機全体のバランスを整えていきます。
簡単にお伝えすると、たくさんの紐の長さを調節したり、バネの調整などを行います。それを行うことによって織りやすくなりスムーズに織り進めることができます。
↑たくさんの紐がジャガードとつながっていて、調節も一苦労です。
実際に織りながら、そして不具合を見つけたら紐の長さを調節、そしてまた織ってみる、と交互に繰り返していきます。
最終的には、ジャガードを交換する前よりもとってもスムーズに早く織ることができるようになりました!
80代の職人さんがスイスイと織り、どんどん新しい帯が織りあがっています。
今回交換した機では長絹の帯を織っているのですが、また新作をお披露目できる機会があると思いますので、それまで楽しみにお待ちください♪
片長