本日は西陣で使われている少し不思議な用語をご紹介します♪
「ちゃつぎ」
製織中に切れてしまった糸をつなぐ短い糸。
整経屋さんに整経をお願いすると、経糸と一緒にちゃつぎをもらいます。
なぜ「ちゃつぎ」と呼ぶのか…
理由はよく分かりませんが、
<糸を「継ぐ」>と<お茶を「注ぐ」>をかけているのかな…と私は予想しています。
「織りごんぼう」
前付け(まえつけ:経糸を織前で結び付ける布)を、
千巻(ちまき:織った生地を巻きとる軸棒)に取り付けるために使う木の棒。
こちらは細長い見た目が牛蒡に似ていることからきているそうです!
「むかで(百足)」
前付けに帯の織り出し部分をつなぐ鋼の部品。
芯に細い銅線を細かく巻いた形がムカデのよう!
「象の鼻」
針が入っているほうちょうばこを持ち上げる部品(写真の緑色の部分)。
くるんと曲がったところがよく似ています!
西陣の先輩方のネーミングセンスが秀逸です。
永井