ぎをん齋藤
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齊藤康二

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京都東山の祇園一角に店を構えて170年余り、
呉服の専門店として自社で制作した独自の
染物・織物をこの弊店で販売しています。
ぎをん齋藤の日常からこだわりの”もの作り”まで、
弊社の魅力を余すことなくお伝えしていきます。
皆様からのお問い合わせ、ご質問などお待ちしております。
◆お問い合わせ
ぎをん齋藤 齊藤康二
TEL:075-561-1207
(Mail) gion.saitokoji0517@gmail.com

いよいよ銀座師走展示会!

おはようございます。

夏が終わったらもう11月、ほんとうにはやいものでぎをん齋藤では

来月開催いたします銀座師走展示会の準備を着々とすすめています。

今回も色とりどり、新作の染物、織物など多数取り揃えておりますので、

ぎをん齋藤が初めての方から、ご贔屓の皆様まで楽しんでいただけると

自信をもってご紹介いたします。

観劇やお食事、婚礼や催事お茶会など、ご入り用にそってご覧頂ければ幸いに存じます。

どうぞ初めての方も、お気軽に銀座にお越しのときはお立ち寄りください。

 

 

 

 

きものと帯

今回はきものと帯のコーディネートをご紹介します!

ご紹介するきものは結城紬のきものにカルタ柄、帯は綸子の生地で朱地

慶長縫いといったしゃれものの取り合わせにしました。

結城の風合いと綸子の光沢がぴったりですね。

きものは結城ですので、かすりが全体にあり、カルタは色鮮やかな

配色で存在感を演出しています。

帯は染帯ですが、綸子の光沢に絞りで染分けし、慶長らしい唐華を

多色の糸で刺繍して表現しています。

これからの季節、観劇などきものでお出かけにいかがでしょうか。

 

 

 

今月のきものと帯

9月のきものと帯です。

今月はまだ単衣の時期、薄物に夏帯をあわせていきます。

九月の単衣は秋もすぐそこということで、

”秋の先取りコーディネート”がおすすめです!

今回はかわり格子の狩猟文という唐代の柄の付下に

”からむし”で織りあげたざくろの袋帯をあわせました。

きものはきれいな鶸色で格子の地模様がおしゃれ感を

醸し出しています。

帯は青味のある紫地にからむし特融のざっくりとした

質感で、単衣にはぴったりの軽やかな帯です。

 

きものはシンプルで柄もあまり主張がなく、どちらかというと

おしゃれ感のある付下です。

帯はからむしの特徴をいかした、ざっくりした軽やかな袋帯、

柄はざくろを正面にもってきた、インパクトのある構成となっています。

 

狩猟文

 

からむしのざっくりした感じと、かわり格子の相性は抜群です!

そしてまた驚くほど軽い袋帯です。

 

この生地は程よいしゃり感があり、それでいて柔らかい風合いも

ありますので、しわにもなりにくく軽やかにお召しいただける逸品です。