ぎをん齋藤
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京都で初めての「杉本狂言」開催決まる

杉本博司氏がプロデュースする狂言「三番叟」が今年4月25日(土)にロームシアター京都で開催されることが決定した。

この「三番叟」は、日本で最も古い芸能を杉本さんが再構築した舞台演出作品で、かれこれ10年ほど前から世界各地で公演されてきたのだが、ようやく京都公演が決定した。

杉本さんから舞台で使用する幕と「野村萬斎」さんが着る「狩衣」(かりぎぬ)を「ぎをん齋藤」で制作させてもらったご縁の深い舞台なのだ。

私が本格的に杉本さんとタッグを組んで大道具を制作し始めたのは「文楽」「曽根崎心中」の巨大な梅暖簾が最初だが「三番叟」の幕は長さ6mの物を2枚制作し、杉本作品の名に恥じぬ出来栄えを示す為、仕上がるまで神経の休まることがなかった。

今回初めての京都公演を記念して「ぎをん齋藤」でもチケットの取り扱いをすることになった。

1人6500円だが特典はいい席で観れる。

この表具展では「摺箔波濤図屏風」が杉本さんと合作という形で展示され私の摺箔処女作品をご覧になれる。