ぎをん齋藤
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松島輝明

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花街のお客様のお誂えや販売も担当しております。
このブログでは花街独特な風習を、写真等おりまぜて
ご紹介いたします。

葉月

早くも八月、葉が赤や黄色に色図き始めるので葉月の説があります。

渡り鳥の雁が飛んで来始めるので、「初雁月」がはづきになった

説もあるようです。

写真は小紋粋紗のような風合いに葉だけを型染めしています。

帯は錆朱地の御所解帯、虫籠を合わせました。

明日は八朔

コロナ渦で各花街は正式に中止を決めました。

 

八朔は八月朔日の略、旧暦の八月一日を指します。

八朔の頃には農民が恩人などに初穂を送ったことから

「田の実の節句」と言われたそうです。

その風習が武家や公家、そして一般に広まり「田の実」が「頼み」に

変わり日頃頼みごとをしている人に挨拶に行く風習に変わったと言われます。

おみなえし

庭の女郎花が蕾をつけ始めました。

暑い時期に咲く花の記憶がありますが、今年は梅雨が長く

お盆位に満開?秋の七草でしたね。

私共の定番御所解帯にも図案化した女郎花を、絵になりますね。

 

名前の由来は、女性らしい印象にたとえられ名がついたとの説や

オトコエシ(男郎花)に対するオミナエシ(女郎花)

エシは「圧し」(へし)。

 

花の美しさは美女を圧倒するという意味の説があります。

一輪挿しが手間いらずで好きなのですが、

秋のお花と組み合わせると素敵ですね。

 

ちなみに花言葉は「優しさ、親切、美人」でした。