ぎをん齋藤
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宮林渉

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ぎをん齋藤の情報や日々の取り組みを更新。
季節のきものと帯のコーディネートなどもご提案させて頂きます!

疋田もいろいろ

皆さん、こんにちは!(^^)/

本日は、疋田について少しお話しをさせていただきます。

マニアなお話しでは無くさわりだけ。

先ずもっての王道は疋田絞り(鹿の子絞り)でしょう。

絞りの目が細かい方が秀逸ですが、現在の技術ではなかなか良い手の仕事を見かけません。

弊社でも現在は、総疋田絞りの取り扱いはございません。

よしとされる総疋田絞りに出会わないからです。よき総疋田絞りに出会えたなら是非染めてみたいです!

その代わりに江戸時代から大正時代くらいまでの疋田絞りを切付して柄を作る事をしております。

昔の手仕事をみると、なぜ指先の力がこれ程あったのか?すごい職人さんがいたのだなぁと感心させられます。ただ、残念な事に絞りの手を海外で担うようになってから、スゴ技の職人さんの後継が無くなり、現在ではほとんど「これはいぃ!」という仕事に出会わなくなりました。。残念でならない。。

そして弊店でも多くのポイントで活用している染疋田。

多く活用しているからこそ、企業秘密な部分もございますが、一般的な染疋田よりもしっかりとコックリと仕上がっている事と思ってます。

というのがメインの疋田かと思いますが、時々贅沢に刺繍で疋田を表現したものをつくります。

本疋田絞りとは調子は違いますが、これまた刺繍の技術を要する仕事です。

明日公開予定の5月の着物と帯では、この刺繍の疋田をコーデして掲載予定です。

お昼前には公開出来ると思います。

お時間のある時にご覧下さい。

 

宮林でした。

ご質問、お問い合わせは下記メールをご利用下さい。

gionsaito-miyabayashi@outlook.com

香纓 袋帯 西洋唐華文

皆さん、こんにちは!(^^)v

今回は前回の糸桜に合わせた袋帯を違う付下に合わせてみましたのでご紹介させていただきます。

この袋帯も使い勝手のよい帯だと思っているのですが、皆さま如何でしょうか?

色の明度が、きものと帯でいぃ感じにバランスが取れているコーデです。

お袖を通していただく際にテンションがあがる組み合わせになったと思ってますが如何でしょうか?

付下のベースとなる小紋は細かなドット柄になっており、染めも画像の奥の方はクリームが強く、

縦にラインを引くように手前がピンク系の色目に仕上げてます。

そこに秋桜や菊の小花を配し、気軽な小紋使いの延長の付下としてご紹介させていただきます。

地色が右からクリームが強くだんだんピンク系に変化してるのがご確認いただけると思います。

細かな事ですが、ドット柄の粒にクリーム色を入れてまして、右はドットが大きく縦のラインで区切り、

左になるに連れて、縦区切りにドットを細かく表現している為、色目として変化が出てきます。

「はんなり」の定義はそれぞれで、京都の呉服屋さんが使う表現としては、何処に重きをおいて

「はんなり」とするか難しいところではございますが、このコーディネートを眺めていると現代の

「はんなり」という表現をしても良いのではないかと思ってみたり。。

また、「この着物に違う帯なら、どんな感じ?」など、

ご質問いただけましたらお答えさえていただきます。

 

 

宮林でした。

ご質問、お問い合わせは下記メールをご利用下さい。

gionsaito-miyabayashi@outlook.com

去りゆく4月を惜しむように

皆さん、おはようございます!(^^)/

今年の四月は過去に経験した事の無い一か月となりました。

来年の四月は華やかであれ!と願いを込めて「糸桜」のコーデを致しましたのでご覧下さい。

糸桜は枝垂桜の異名です。

こんなにキレイな糸桜、毎年の事ならこの四月にお使いいただいていたであろう訪問着です。

土台の三色のもやぼかしが、やわらかいテイストの演出をしてます。

 

合わせた袋帯は、これまた軽やかな色目をチョイスしました。

経糸を揺らして仕上げた「香纓袋帯西洋唐華文」

揺らしの効果で、わたくしがこの帯の使用時期のご提案は「お単衣までOK」とご案内致します。

糸桜の訪問着は、もやぼかしの色目、枝垂れの流れと動きのあるものなので、

袋帯は華文をお太鼓に配し安定感を演出した上で、全体のバランスも考慮し、この帯を合わせました。

染加工の工程も単純なものでは無く、深いお話しが出来るのですが、ご覧いただく方々には

そんな事よりも、みて着て、良かったらそれで良し!です。

もし、加工にも興味がございましたら、反物を広げてお話しさせていただく際に「余談ですが、」とご説明させていただきますね♪

来年の3月4月のイベントはこんな装いをイメージして、お楽しみ下さい♪

今回の袋帯、西洋唐華文を付下小紋にも合わせて写真を撮りましたので、機会がございましたら掲載しますね!

宮林でした。

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