【和装小物お買い物】新作「花兎」の帯揚げ
来年の卯年に向けまして、遼代の古裂としても人気の高い「花兎文」を
美しい金彩で描きました、新作の帯揚げでございます。
お色は「薄桃」と「淡黄」の二展開。
それぞれ金彩の色にもこだわっております。
どちらも素敵なできあがりになりました。
いきいきと野を駆けるうさぎが可愛らしく、
気分も明るく、華やかになります♪
商品はオンラインストアに掲載しております。こちらよりご覧いただけます♪
来年の卯年に向けまして、遼代の古裂としても人気の高い「花兎文」を
美しい金彩で描きました、新作の帯揚げでございます。
お色は「薄桃」と「淡黄」の二展開。
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どちらも素敵なできあがりになりました。
いきいきと野を駆けるうさぎが可愛らしく、
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アトリエで日々動かしている機は「ジャカード機」と呼ばれ、明治にフランスからその技術を取り入れて今日まで使われ続けているものです。
↑アトリエのジャカード機
紋紙というパンチカードの情報通りに開口され、織り手の足踏みのタイミングで次から次へと緯糸を渡す口(開口した状態)を作って織り進めます。
基本的に、織り手一人で帯を織っていきます。機の調子を見極め、自分のペースで進めます。
しかし、ジャカードが入ってくる以前は、「空引き機」で、機織りは2人がかり(それ以上 )でした!
機の上部に乗せているジャカードの役目を人力で担っていたのです。
織り手とタイミングを合わせ、紋様を織り表わす為に必要な経糸を引き上げ(持ち上げ)開口させる「空引工」と呼ばれる人が機の上に乗り、操作していました!
帯1本織るのにかかる人数や時間を考えるとものすごく高価で貴重なものですよね。
↑最近、西陣織会館で空引き機の実演をされていました!
アトリエで使われているジャカード機は紋紙で動かしています。
紋紙も今ではなかなか貴重なものですよ!
ジャカード導入で複雑な紋様も織れるようになりました。
12月8日からの東京での展示会で、弊社の帯や小物を是非手に取ってご覧いただければ幸いです。
安井
週末22日は、爽やかな秋晴れの下、三年ぶりの時代祭が執り行われました。
日差しは少々あったものの、砂利の鳴る音と木々の緑がとても心地よかったです。
それぞれの衣装は綿密な時代考証に基づいて再現されているそうです。
今年は特に小野小町の装束が新調され、十二単ではなく、より実在した年代に近い唐風の残るものになったそうです。
中学生の時に一度来ているはずなのですが、時代による装束の変化の流れなど、今見ると感じ方が違うと思いました。
その後は京都文化博物館で開催の名工展へ行ってきました。
京都の伝統工芸に携わる職人の中でも、名人と言われる方々の展示会です。
普段は一般に表に出にくいような分野の作品が一堂に並んでいるのも醍醐味です。
湖南省の博物館の依頼により、先代会長が復元模造を手掛けた「羅」の綜絖製作を担った綜絖師の方の出品もありました。
時代祭を見た後だからか、沓や飾り紐の作品も印象に残っています。
私などがおこがましいですが、日々こつこつ技術を磨いていかなくては!との思いを新たにする一日でした。
堺